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先住民族 - 地球環境の危機を語る





ジョセフ・ブルチャック(アベナキ族)の言葉 


 あなたがもし ものごとを輪として、循環として見るなら、そしてご自分の子どもたちの 

ことを心配しているなら、それがすなわち、あなたが常識にもとづいて行動し始めた

ということである。おそらく何千年もの間試行錯誤をくり返した結果、あなたはどうす

るのが正しいかを学ぶ。先住民族のある長老の言葉を借りる。あなたは未来の七

世代に思いを馳せることを通じて、生きる方法を学ぶのである。あなたは個人とし

て、また民族や国民のひとりとして、自分にこう問いかける。自分のとる行動がこれ

から生まれ育つ七世代にどんな影響を与えるかって? そんなことがありうるのか、

考えられるのだろうか、と。四年ごとに選ばれる大統領とか、毎年の国家予算など、

地球や人間の健康という問題から見れば、意味のない人工的な代物などのことは

あなたは考えないはずである。あなたはこう問うのではないか。もしこの木を切って

しまって鳥が巣を作れなくなるとすれば、いったいどうしたらよいのだろうか、と。

   もし自分が子鹿を育てている雌鹿を殺したら、けものたちが新しい世代を世に送り   

だせなくなったとしたら、いったいどうなるのか。もし自分がこの川の流れを変えた

り、ダムを作ったりしたら、魚やけものや木は水を奪われてしまうが、そうしたらど

うなるのか。もし自分がけものたち全部を獲物袋に入れてしまったら、いったい何

がおこるのだろうか。季節の循環が何度かくり返されたあとで、あなたは教訓物語

の形で、まちがった行動がとられたら何がおこるかを説明する。あなたが思いだし

たように、あなたの孫も物語を思いだすだろう。いまでも北アメリカの先住民族は

こうした教訓物語を何千も語り継いでいる。全世界がこれらの物語に耳を傾ける

ときが来たのだ。ものごとすべてを輪として見よう。輪は生きる方法のことである。

つねに未来の七世代のことを考えて生きることである。たえずこう問いつづけるこ

とである。自分の行動は自分の子どもの子ども、そのまた子どもにどんな影響を

及ぼすのか。これは、私が何度もくり返し聞かされた教えである。私はこの教えを

あなたに伝える。私が「受けついだ血」にはヨーロッパ人の血も混じっている。だ

が、私が受けた教えのうちで最も良き教え、最も学ぶこと多かった教えは、この

先住民族の土地から生まれた教えである。私のように卑しく哀れな人間でも、古代

から受けつがれてきた教えから学ぶことはできるし、他の人たちの生命や生活に

触れるようなことを話せるのだから、どんな人間も、先住・非先住の区別なく、耳を

傾け、学ぶことができるはずだ。そう信じているから、私は地球に生きるすべての

人びとのために、こうしてあなたといっしょに、古代からの教えを分かちあっている

のである。

「先住民族 - 地球環境の危機を語る」

清水和久訳 明石書店 より


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Posted at 2007年05月30日 15時22分06秒

 
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