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2011-04 の記事
名古屋のエッチングガラス、製作途中です。
大きさはワイド２３００ミリｘ高さ２６００ミリ、２，６ｍあるとちょっとでかい、となります。
このような場合はガラスメーカーに木枠も注文します。木枠に入っていると運ぶのが楽です。それでもこの大きさは６名で動かします。
写真はガラスメーカーから届いたガラスにデザインを彫り、今度はフッ酸で表面を薬品加工してもらうために、またメーカーへ戻す作業です。
フッ酸の薬品加工については機会がありましたときに詳しく書きます。このフッ酸薬品ができるかどうかで仕事の巾が違ってくるほど大切な作業。
オイラはフッ酸薬品メーカーの担当者らと若い頃にお互いに冷や汗かいて仕事を進めてきたので、無理を聞いてくれて助かっています。
その頃、ともに苦労した彼らは現在、そのメーカーの取締役になってくれているんで、いつもいつもホットラインで無理聞いてくれて感謝です。
トラックに積む時はユニックと言うクレーンがついているので簡単に持ち上げてくれますが、表までは人間が運ばないとなりません。
あまりにでかいとひとときでも置き場がないときは、このように車に立てかけちゃうわけ。もちろん、クッションを当てていますが、車を大切にしている人が見たら大騒ぎでしょうが、オイラの車は四駆のアメ車で、山だろうが水の中だろうが、どこにでも走っていくんで有る意味、キズが勲章。
アメ車が見えない位、ガラスでかいでしょ。
薬品処理完成後、名古屋に嫁ぎます。
2011−04−28 17：59
中華料理屋さんのエッチングガラスです。
横浜の中華街に取り付けました。以前の工房が横浜市内であったりお得意さんが横浜であったりで、横浜中華街のエッチングチングガラスの仕事をよくさせてもらっています。
基本的にはお店のオーナーや設計デザイナーがすでに希望のデザインを用意されている場合が多いです。
漢文もよく指定されて彫りますが、内容はまったくわかりません、おいら高校の漢文、赤点でしたので。
赤点はあと物理、１００点満点で４点、追試で７点、って先生、よく卒業させてくれました。
いつか神戸の中華街に行きたいと思っていますが、なかなか機会がありません。
今、T君はステンドグラス２枚積んで、名古屋に出発しました。３月に鹿児島行って、その後大阪２往復に比べたら楽、と言ってましたが、安全第一で気をつけて。
残ったメンバーは明日の早朝にアートガラスを１７枚積み込んで、横浜に取り付けです。
応援のKN君、よろしくたのんます。
屋上庭園、追加２枚を設置して完成です。
バリの白い彫刻とガラスのグリーンが品が良いです。ガラスの下には水が流れます。最高に気持ちの良い空間でした。
バリの植物のデザイン、よくリクエストがあるハワイとはちょっと違います。
外に取り付くアートガラス、とくにエッチングガラスを制作する時は部屋の中と違い、太陽の光に注意しないとなりません。
光が強いためにツルツル面を表で、彫刻を裏にしますと昼間は表面が反射して柄が見えなくなってしまいます。
ですので外部の場合は細かい図柄ほど彫刻面を表側にしますと安心です。
後はエッチングガラスの場合、背面が白いとまったく目立ちません。逆にステンドグラスの場合は背面が黒いとまったくだめ。
ちょうど逆の色を注意しなければならないのです。ですので出来るだけ取り付く前に現場へ行きたいのですが、遠方などですべての現場へ行けるわけではないので、きれいに見えてくれるか、いつも気になります。
エッチングガラスもステンドグラスもどちらもきれいに見えるのは背景に植物が繁っている場所。例えば今の季節の新緑の山など。
デザイン、加工方法、精度、寸法、設置場所など気になること、たくさんあります。
学生時分、このくらい学業に神経使ってれば、とたまに思いますが性格が興味あるものしかエネルギーが出ないので仕方ありませんわ。
2011−04−26 20：32
今月末に名古屋に取り付けるベベルド（面取りカット）のステンドグラスです。
大きさはワイド８０センチｘ高さ２ｍ、でかいです。これが両開きの扉に入ります。
多くの工房はこのくらいの大きさですと２分割などで１枚ものでは組みません。組んだとしてもかなり大変。
でも設計、デザイナーとの仕事中心ですとこの大きさで一枚ものはふつう。
写真右は組みあがって鉛のラインを薬品で黒くしたところ。この薬品は劇薬なので扱いに注意が必要です。まあ、乾いてしまえば問題はありませんが、容器に入っている液体を誤って体にこぼしたりすると軽い火傷みたいになります。
ステンドグラスも組みあがっておわり、ではなく、ガラスがカタカタしないようにパテを詰めて、鉛を黒くしてクリーニングして完成。
しかしパテではこのように大きいステンドグラスには弱すぎるので我々は違う方法でガラスを固定していきます。早く、きれいに、強くなる技。
クリーニングはかなり時間が必要です。その割にはなかなかきれいにはなってくれません。が、ここでまたまたノウハウがあります。
そのノウハウを使って完成したものが左の写真。ピカピカでしょ！
本来の完成ステンドグラスより格段にきれいです。Hさんのステンドグラスの大師匠、OYさんの秘技です。
残念ながらこの技法も秘密です。申し訳ありません。ものつくりの集団は独自のノウハウが飯のたね。
さあ、あと２日でもう１枚、組み立てないと間にあいませんぞ、T君、Hさん。
植物のモチーフもアートガラス、とくにエッチングガラスでは多く好まれるデザインです。
植物がお好きな方はその植物に詳しい方が多いのでデザインを提出し、より詳しいご指摘をいただきます。
このようにして自分の無知なことを勉強させてもらえます。例えば花の形やおしべ、めしべの形や本数などなど。
自分らはあまり植物は詳しくはありませんので、指摘された方がありがたいわけです。
写真の植物はシュガーパインという種類。はじめて知りました。実際の葉の大きさは３センチくらいですが、アートガラスでは１５センチもあり、小さなものを大きくするのは大変。
オイラの好きな花は極楽鳥花とプルメリアと朝顔。
桜は咲いているのは素敵ですが、彫刻するのは大変です。要するに小さな花の集まりが、絵画ではないので表現に苦労します。
大胆なひまわりがお好きな方がいますが、「ひまわり」ってけっこうむずかしいんです。特に種になる部分が。
さて明日の進み具合で日曜も仕事になるかどうか。他のメンバーは「だいじょぶじゃないかな」と頼もしいこと。
まあ、明日の事は明日考えましょう。
先日、震災の重い気持ちを振り払うように描いた屋上庭園でのアートガラス、エッチングガラスです。素人写真なので写りがいまふたつ。
イメージは南国バリ島、やはり南国イメージはいいです。白い彫刻とガラスのグリーンがとてもきれいでした。白とグリーンは清楚で頭良さそうなイメージ。
大きさはワイド１９００ミリｘ高さ１０００ミリ、ガラス厚は１２ミリで外部なので安全のために飛散防止フィルムを貼っています。
この飛散防止フィルムを外部で使う時には、フィルムメーカーへ外部で使用と伝えないと室内用のフィルムを貼られてしまい、１年ほどでフィルムが変化してきてしまいますので注意。
この飛散防止フィルムも場数をこなしていろいろな知識が得られます。というか失敗をしながら身につく。
ですのでどんな事も先輩や経験者のアドバイスはありがたいんです。その人の失敗の経験を擬似体験でき、また回避できるんですから。
人のアドバイスは聞かず、全部自分ひとりでやっていく、という人に会いますが、そんなことしてたら限りある人生、途中で終わっちゃうよ。
先哲の教えで「蝿も駿馬につかまれば、多くの距離を走れる」というような意味の言葉を思い出しました。
まわりにはバリ島の彫刻が並んでます。緑色の物はガラスを運ぶ時のゴム手袋、写真撮る時は気になりませんでしたが、写っているのでトリミングしないで載せます。
この手袋はコンビニでも売っているものですが、物を持ち上げる力が素手の数倍でます。
我々は何かと個人で買って工房や車の中におきっぱなしで何十という数がありますが、なぜか右手だけとか左手だけとか、片方が行方不明になります。そしてまた買う。どんどん手袋長者になっていくわけです。
本日は仲間のSB社のKI君、SD君との仕事でしたがKI君などは４階のガラスの外から命綱なしで仕事をしてくれて、毎度の事ながら頼もしいかぎりです。来週もよろしく！
追加２枚ありますが、それはまた後日と言う事で。
☆ 建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど ☆
☆ ガラス・ミラーに関するお問い合わせはお気軽に ☆
☆ ガラス工房デュー http//www.glass-dew.co.jp/ ☆
2011−04−21 20：21
ベベルドグラス、面取りカットのステンドです。
T君、鹿児島から帰り、オイラと一緒に大阪２往復後、すぐに取り掛かってます。
これがなかなかガラスが合わない。 ガラスがカットされて納品されているとぴったり合うイメージですが、まず合いません。
コンピューターでカットしても合いません。 このように細かい仕事に合わせてメーカーのガラスマシンは対応していません。
途中からHさん、応援に入りました。 Hさんも１０日間ほど長崎県佐世保に用事でいって帰ってきたばかり。
いやー、思ったより手ごわいですが、T君、この期間２本の歯抜いていながら頑張ってくれています。
応援に入りたいけれども、他のメンバーは違う物件で手一杯なので、申し訳ない。
今月２８日までひとつの山を越えないとなりません。 がんばんべ〜。
幼稚園のアートガラスです。こんなかわいいデザインも作るんですよ、髭づらの男たちでも。
このアートガラスを制作しているのを傍から見たら、でかいクラフトマンが黙って一生懸命に作っているのがこんなにかわいいデザインだと不思議に、いや妖しく感じるかもしれません。
まあ、制作しているときは「謎の中国人、ヨウ・チエン、ホイ・クエン」なんていってるわけですが。
このベースは曲げガラスです。この現場の場合、採寸に行って取り付けに行ったら、途中で曲げ寸法が変更になっているのが、こちらに伝わってなく合いませんでした。ガビ~ン。
普通なら作り直しですが、我々の仲間の曲げガラス会社の社長は曲げなおしという技術でこのガラスを曲げに合わせてくれます。ありがて〜よ〜。
小さい子供がさわるので、安全のために彫刻の深さはほぼ０ミリ。ぼかしの技法で表現しています。
「ありがとうウサギ」よりかわいいウサギです。（もうあのCM、お腹いっぱい、カンベン）
本日、T君が数日前に歯を抜いて、「今日は抜糸」といい、帰ってきたらもう一本、抜かれてました。
抜糸と抜歯、日本語はむずかしいな。
もっと早くに載せたかったのですが、写真をいただいた日に大阪へアートガラスを取り付けに走る日で、現場の手違いで中一日でまたまた大阪へ走りましたので、その後、かなりリズムが戻るのに時間がかかりました。
このステンドグラスはイメージをご主人がデザインされ、奥様含めてイメージを固めていきました。
坪庭から外に向かって取り付いていますので、光が面取りベベルドガラスに反射、屈折して美しい表情を出しています。
下の写真の右下には３段の滝が流れるようになっており、しぶき防止で曲げガラスにスワロフスキーを接着しています。
Mさんご夫妻は同じくらいの年齢であり、仕事以外の子供時代から大人になるまでの話がとてもとても楽しく、またご夫妻のお人柄も魅力があり、仕事を納めた時はもうお会いする機会も少なくなると思うと、寂しかったです。
私とは正反対の知的なご夫妻でしたので、自分にはないものの見方に惹かれたのでしょう。
このように施主の方とクラフトマンのリズムが合うと言う事が、仕事の価値なんだと感じます。
それにしても写真の美しいこと。ご自宅の前の川で撮ったカワセミの映像を大きな画面の液晶テレビで見せてもらった時もものすごくきれいでした。
お仕事柄、メカに詳しいのだと思います。私はメカ音痴。（歌も音痴です）
またお会いできる日を、心から楽しみにしています。そしてお仕事をさせていただけた事、工房一同、本当に感謝しています。
日本のメディアは不安な事や暗い出来事を煽るように流すのには一生懸命。余計な不安感を騒ぎ立てるより、明るい希望を感じるようなジャーナリズムになって欲しいもんです。
水道水にラジウムが検出され、ペットボトルの水の買占めの出来事もありましたが、ラドン温泉のほうが１０倍からなかには５００倍もラジウム濃度がある、などとは説明せず、「発見された、すぐには影響はない」って聞くと将来は悪影響ありそうに聞こえるので不安感が残るわけです。
子供を殺された親に葬儀のときにマイクを向けて「今のお気持ちは？」と聞く馬鹿なテレビレポーター。
文化レベル、上がってください。
世界中で人気のディズニーはとても勉強になります。デザイン、キャラクター、ポスター、建築、乗り物などなどすべて、アメリカのセンスの良さには脱帽です。
前に書きましたが、ガラスの勉強の合間にユーロディズニーに行きました。パリの郊外でしたが記憶ではヨーロッパ人は今、ひとつ盛り上がってなかった感じ。
ミッキーよりペンギンのピングーのほうが街に目立ちました。
そんなこんなで写真を探したらめずらしくイッパツで見つかったので、ディズニーランドでの仕事のひとつを載せます。
アーケード街のショップサインです。ディズニーデザインなのでただのアートガラス仕様ではありません。
ベースを８ミリガラスを使い、グルーチップ加工と色の文字加工をして、裏からミラー加工しています。
そして表面にはVカットという切れ目を放射線上にし、さらにまわりを２ミリクリア加工です。これが両面、制作に１ヶ月かかりました。
でもかなり勉強とやりがいはあるので、制作中はしんどいことも無事に取り付くとうれしいもんです。
行かれたらどこにあるか見つけてください。
またの機会にディズニーランドの他の仕事をご紹介します。
エッチングガラスのフ...
名古屋のエッチングガラス、製作途中です。
大きさはワイド２３００ミリｘ高さ２６００ミリ、２，６ｍあるとちょっとでかい、となります。
このような場合はガラスメーカーに木枠も注文します。木枠に入っていると運ぶのが楽です。それでもこの大きさは６名で動かします。
写真はガラスメーカーから届いたガラスにデザインを彫り、今度はフッ酸で表面を薬品加工してもらうために、またメーカーへ戻す作業です。
フッ酸の薬品加工については機会がありましたときに詳しく書きます。このフッ酸薬品ができるかどうかで仕事の巾が違ってくるほど大切な作業。
オイラはフッ酸薬品メーカーの担当者らと若い頃にお互いに冷や汗かいて仕事を進めてきたので、無理を聞いてくれて助かっています。
その頃、ともに苦労した彼らは現在、そのメーカーの取締役になってくれているんで、いつもいつもホットラインで無理聞いてくれて感謝です。
トラックに積む時はユニックと言うクレーンがついているので簡単に持ち上げてくれますが、表までは人間が運ばないとなりません。
あまりにでかいとひとときでも置き場がないときは、このように車に立てかけちゃうわけ。もちろん、クッションを当てていますが、車を大切にしている人が見たら大騒ぎでしょうが、オイラの車は四駆のアメ車で、山だろうが水の中だろうが、どこにでも走っていくんで有る意味、キズが勲章。
アメ車が見えない位、ガラスでかいでしょ。
薬品処理完成後、名古屋に嫁ぎます。
☆ 建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど ☆
☆ ガラス・ミラーに関するお問い合わせはお気軽に ☆
☆ ガラス工房デュー http//www.glass-dew.co.jp/ ☆
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2011−04−28 17：59
Posted at 2011年04月28日 17時59分08秒 / コメント( 0 )
横浜中華街のエッチン...
中華料理屋さんのエッチングガラスです。
横浜の中華街に取り付けました。以前の工房が横浜市内であったりお得意さんが横浜であったりで、横浜中華街のエッチングチングガラスの仕事をよくさせてもらっています。
基本的にはお店のオーナーや設計デザイナーがすでに希望のデザインを用意されている場合が多いです。
漢文もよく指定されて彫りますが、内容はまったくわかりません、おいら高校の漢文、赤点でしたので。
赤点はあと物理、１００点満点で４点、追試で７点、って先生、よく卒業させてくれました。
いつか神戸の中華街に行きたいと思っていますが、なかなか機会がありません。
今、T君はステンドグラス２枚積んで、名古屋に出発しました。３月に鹿児島行って、その後大阪２往復に比べたら楽、と言ってましたが、安全第一で気をつけて。
残ったメンバーは明日の早朝にアートガラスを１７枚積み込んで、横浜に取り付けです。
応援のKN君、よろしくたのんます。
☆ 建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど ☆
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2011−04−27 18：26
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Posted at 2011年04月27日 18時26分34秒 / コメント( 0 )
屋上庭園のエッチング...
屋上庭園のバリ島エッチングガラス
屋上庭園、追加２枚を設置して完成です。
バリの白い彫刻とガラスのグリーンが品が良いです。ガラスの下には水が流れます。最高に気持ちの良い空間でした。
バリの植物のデザイン、よくリクエストがあるハワイとはちょっと違います。
外に取り付くアートガラス、とくにエッチングガラスを制作する時は部屋の中と違い、太陽の光に注意しないとなりません。
光が強いためにツルツル面を表で、彫刻を裏にしますと昼間は表面が反射して柄が見えなくなってしまいます。
ですので外部の場合は細かい図柄ほど彫刻面を表側にしますと安心です。
後はエッチングガラスの場合、背面が白いとまったく目立ちません。逆にステンドグラスの場合は背面が黒いとまったくだめ。
ちょうど逆の色を注意しなければならないのです。ですので出来るだけ取り付く前に現場へ行きたいのですが、遠方などですべての現場へ行けるわけではないので、きれいに見えてくれるか、いつも気になります。
エッチングガラスもステンドグラスもどちらもきれいに見えるのは背景に植物が繁っている場所。例えば今の季節の新緑の山など。
デザイン、加工方法、精度、寸法、設置場所など気になること、たくさんあります。
学生時分、このくらい学業に神経使ってれば、とたまに思いますが性格が興味あるものしかエネルギーが出ないので仕方ありませんわ。
☆ 建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど ☆
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2011−04−26 20：32
Posted at 2011年04月26日 20時32分12秒 / コメント( 0 )
あと１枚、がんばんべー
今月末に名古屋に取り付けるベベルド（面取りカット）のステンドグラスです。
大きさはワイド８０センチｘ高さ２ｍ、でかいです。これが両開きの扉に入ります。
多くの工房はこのくらいの大きさですと２分割などで１枚ものでは組みません。組んだとしてもかなり大変。
でも設計、デザイナーとの仕事中心ですとこの大きさで一枚ものはふつう。
写真右は組みあがって鉛のラインを薬品で黒くしたところ。この薬品は劇薬なので扱いに注意が必要です。まあ、乾いてしまえば問題はありませんが、容器に入っている液体を誤って体にこぼしたりすると軽い火傷みたいになります。
ステンドグラスも組みあがっておわり、ではなく、ガラスがカタカタしないようにパテを詰めて、鉛を黒くしてクリーニングして完成。
しかしパテではこのように大きいステンドグラスには弱すぎるので我々は違う方法でガラスを固定していきます。早く、きれいに、強くなる技。
クリーニングはかなり時間が必要です。その割にはなかなかきれいにはなってくれません。が、ここでまたまたノウハウがあります。
そのノウハウを使って完成したものが左の写真。ピカピカでしょ！
本来の完成ステンドグラスより格段にきれいです。Hさんのステンドグラスの大師匠、OYさんの秘技です。
残念ながらこの技法も秘密です。申し訳ありません。ものつくりの集団は独自のノウハウが飯のたね。
さあ、あと２日でもう１枚、組み立てないと間にあいませんぞ、T君、Hさん。
☆ 建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど ☆
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2011/04/25 20:42
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Posted at 2011年04月25日 20時42分22秒 / コメント( 0 )
明日は明日
植物のモチーフもアートガラス、とくにエッチングガラスでは多く好まれるデザインです。
植物がお好きな方はその植物に詳しい方が多いのでデザインを提出し、より詳しいご指摘をいただきます。
このようにして自分の無知なことを勉強させてもらえます。例えば花の形やおしべ、めしべの形や本数などなど。
自分らはあまり植物は詳しくはありませんので、指摘された方がありがたいわけです。
写真の植物はシュガーパインという種類。はじめて知りました。実際の葉の大きさは３センチくらいですが、アートガラスでは１５センチもあり、小さなものを大きくするのは大変。
オイラの好きな花は極楽鳥花とプルメリアと朝顔。
桜は咲いているのは素敵ですが、彫刻するのは大変です。要するに小さな花の集まりが、絵画ではないので表現に苦労します。
大胆なひまわりがお好きな方がいますが、「ひまわり」ってけっこうむずかしいんです。特に種になる部分が。
さて明日の進み具合で日曜も仕事になるかどうか。他のメンバーは「だいじょぶじゃないかな」と頼もしいこと。
まあ、明日の事は明日考えましょう。
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2011−04−22 19：55
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Posted at 2011年04月22日 19時55分53秒 / コメント( 0 )
きもちいいアートガラ...
先日、震災の重い気持ちを振り払うように描いた屋上庭園でのアートガラス、エッチングガラスです。素人写真なので写りがいまふたつ。
イメージは南国バリ島、やはり南国イメージはいいです。白い彫刻とガラスのグリーンがとてもきれいでした。白とグリーンは清楚で頭良さそうなイメージ。
大きさはワイド１９００ミリｘ高さ１０００ミリ、ガラス厚は１２ミリで外部なので安全のために飛散防止フィルムを貼っています。
この飛散防止フィルムを外部で使う時には、フィルムメーカーへ外部で使用と伝えないと室内用のフィルムを貼られてしまい、１年ほどでフィルムが変化してきてしまいますので注意。
この飛散防止フィルムも場数をこなしていろいろな知識が得られます。というか失敗をしながら身につく。
ですのでどんな事も先輩や経験者のアドバイスはありがたいんです。その人の失敗の経験を擬似体験でき、また回避できるんですから。
人のアドバイスは聞かず、全部自分ひとりでやっていく、という人に会いますが、そんなことしてたら限りある人生、途中で終わっちゃうよ。
先哲の教えで「蝿も駿馬につかまれば、多くの距離を走れる」というような意味の言葉を思い出しました。
まわりにはバリ島の彫刻が並んでます。緑色の物はガラスを運ぶ時のゴム手袋、写真撮る時は気になりませんでしたが、写っているのでトリミングしないで載せます。
この手袋はコンビニでも売っているものですが、物を持ち上げる力が素手の数倍でます。
我々は何かと個人で買って工房や車の中におきっぱなしで何十という数がありますが、なぜか右手だけとか左手だけとか、片方が行方不明になります。そしてまた買う。どんどん手袋長者になっていくわけです。
本日は仲間のSB社のKI君、SD君との仕事でしたがKI君などは４階のガラスの外から命綱なしで仕事をしてくれて、毎度の事ながら頼もしいかぎりです。来週もよろしく！
追加２枚ありますが、それはまた後日と言う事で。
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2011−04−21 20：21
Posted at 2011年04月21日 20時21分49秒 / コメント( 0 )
がんばんべ〜
ベベルドグラス、面取りカットのステンドです。
T君、鹿児島から帰り、オイラと一緒に大阪２往復後、すぐに取り掛かってます。
これがなかなかガラスが合わない。 ガラスがカットされて納品されているとぴったり合うイメージですが、まず合いません。
コンピューターでカットしても合いません。 このように細かい仕事に合わせてメーカーのガラスマシンは対応していません。
途中からHさん、応援に入りました。 Hさんも１０日間ほど長崎県佐世保に用事でいって帰ってきたばかり。
いやー、思ったより手ごわいですが、T君、この期間２本の歯抜いていながら頑張ってくれています。
応援に入りたいけれども、他のメンバーは違う物件で手一杯なので、申し訳ない。
今月２８日までひとつの山を越えないとなりません。 がんばんべ〜。
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2011−04−20 20：53
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Posted at 2011年04月20日 20時53分37秒 / コメント( 0 )
かわいいアートガラス
幼稚園のアートガラスです。こんなかわいいデザインも作るんですよ、髭づらの男たちでも。
このアートガラスを制作しているのを傍から見たら、でかいクラフトマンが黙って一生懸命に作っているのがこんなにかわいいデザインだと不思議に、いや妖しく感じるかもしれません。
まあ、制作しているときは「謎の中国人、ヨウ・チエン、ホイ・クエン」なんていってるわけですが。
このベースは曲げガラスです。この現場の場合、採寸に行って取り付けに行ったら、途中で曲げ寸法が変更になっているのが、こちらに伝わってなく合いませんでした。ガビ~ン。
普通なら作り直しですが、我々の仲間の曲げガラス会社の社長は曲げなおしという技術でこのガラスを曲げに合わせてくれます。ありがて〜よ〜。
小さい子供がさわるので、安全のために彫刻の深さはほぼ０ミリ。ぼかしの技法で表現しています。
「ありがとうウサギ」よりかわいいウサギです。（もうあのCM、お腹いっぱい、カンベン）
本日、T君が数日前に歯を抜いて、「今日は抜糸」といい、帰ってきたらもう一本、抜かれてました。
抜糸と抜歯、日本語はむずかしいな。
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2011−04−19 19：43
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Posted at 2011年04月19日 19時43分57秒 / コメント( 0 )
楽しい仕事でした。
３月に取り付けたステンドグラスの写真を施主のMさんからいただきました。もっと早くに載せたかったのですが、写真をいただいた日に大阪へアートガラスを取り付けに走る日で、現場の手違いで中一日でまたまた大阪へ走りましたので、その後、かなりリズムが戻るのに時間がかかりました。
このステンドグラスはイメージをご主人がデザインされ、奥様含めてイメージを固めていきました。
坪庭から外に向かって取り付いていますので、光が面取りベベルドガラスに反射、屈折して美しい表情を出しています。
下の写真の右下には３段の滝が流れるようになっており、しぶき防止で曲げガラスにスワロフスキーを接着しています。Mさんご夫妻は同じくらいの年齢であり、仕事以外の子供時代から大人になるまでの話がとてもとても楽しく、またご夫妻のお人柄も魅力があり、仕事を納めた時はもうお会いする機会も少なくなると思うと、寂しかったです。
私とは正反対の知的なご夫妻でしたので、自分にはないものの見方に惹かれたのでしょう。
このように施主の方とクラフトマンのリズムが合うと言う事が、仕事の価値なんだと感じます。
それにしても写真の美しいこと。ご自宅の前の川で撮ったカワセミの映像を大きな画面の液晶テレビで見せてもらった時もものすごくきれいでした。
お仕事柄、メカに詳しいのだと思います。私はメカ音痴。（歌も音痴です）
またお会いできる日を、心から楽しみにしています。そしてお仕事をさせていただけた事、工房一同、本当に感謝しています。
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2011−04−18 21：06
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Posted at 2011年04月18日 20時06分00秒 / コメント( 0 )
明るいのは やはりいい
本日からディズニーランドが再開ということで、やはり明るいニュースを聞くといいもんです。日本のメディアは不安な事や暗い出来事を煽るように流すのには一生懸命。余計な不安感を騒ぎ立てるより、明るい希望を感じるようなジャーナリズムになって欲しいもんです。
水道水にラジウムが検出され、ペットボトルの水の買占めの出来事もありましたが、ラドン温泉のほうが１０倍からなかには５００倍もラジウム濃度がある、などとは説明せず、「発見された、すぐには影響はない」って聞くと将来は悪影響ありそうに聞こえるので不安感が残るわけです。
子供を殺された親に葬儀のときにマイクを向けて「今のお気持ちは？」と聞く馬鹿なテレビレポーター。
文化レベル、上がってください。
世界中で人気のディズニーはとても勉強になります。デザイン、キャラクター、ポスター、建築、乗り物などなどすべて、アメリカのセンスの良さには脱帽です。
前に書きましたが、ガラスの勉強の合間にユーロディズニーに行きました。パリの郊外でしたが記憶ではヨーロッパ人は今、ひとつ盛り上がってなかった感じ。
ミッキーよりペンギンのピングーのほうが街に目立ちました。
そんなこんなで写真を探したらめずらしくイッパツで見つかったので、ディズニーランドでの仕事のひとつを載せます。
アーケード街のショップサインです。ディズニーデザインなのでただのアートガラス仕様ではありません。
ベースを８ミリガラスを使い、グルーチップ加工と色の文字加工をして、裏からミラー加工しています。
そして表面にはVカットという切れ目を放射線上にし、さらにまわりを２ミリクリア加工です。これが両面、制作に１ヶ月かかりました。
でもかなり勉強とやりがいはあるので、制作中はしんどいことも無事に取り付くとうれしいもんです。
行かれたらどこにあるか見つけてください。
またの機会にディズニーランドの他の仕事をご紹介します。
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2011−04−15 21：05
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Posted at 2011年04月15日 21時05分41秒 / コメント( 0 )
